专利摘要:
骨治療のためのデバイスは、コネクタ開口部を有するプレートと、その内部を貫通して延びるルーメンを受け入れる第1の留め具とを含む。前記第1の留め具は、ルーメンを受け入れる。前記ルーメンのサイズおよび形状は、前記ルーメンの内部を骨留め具およびネイルが貫通するようなサイズおよび形状にされる。前記骨留め具およびネイルのサイズおよび形状は、手術対象骨の髄管内に挿入できるようなサイズおよび形状にされる。前記骨留め具およびネイルのサイズおよび形状は、手術対象骨の髄管内に挿入できるようなサイズおよび形状にされ、前記ネイルは、細長軸および開口部を含む。前記開口部は、コネクタと共に前記軸を通じて延びる。前記コネクタのサイズおよび形状は、前記プレートが前記ネイルとの所望のアライメントを持ちつつ手術対象骨部位上方に配置された際、前記コネクタを前記コネクタ開口部を介して前記手術対象骨部位内に送り込みそして前記ネイルの開口部内へと送り込むことができるような、サイズおよび形状にされる。前記コネクタの形状は、前記開口部と係合して、前記プレートと前記ネイルとの間に角度的に安定した接続を形成する。
公开号:JP2011511650A
申请号:JP2010527145
申请日:2008-09-25
公开日:2011-04-14
发明作者:プレッコ,ミヒャエル;ボエスル,オリバー
申请人:シンセス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング;
IPC主号:A61B17-58
专利说明:

[0001] 本特許出願中に開示される内容は、2007年9月27日に出願された米国仮特許出願第60/975,729号および2007年10月23日に出願された米国仮特許出願第60/981,843号中に開示および請求されている内容に関連する。本明細書中、これらの特許出願全体を参考のため援用する。]
背景技術

[0002] 本発明は、主に骨固定用インプラントに関し、詳細には、上腕骨近位の骨保持力が低下(骨粗しょう症)している場合に、多箇所骨折および2箇所骨折を固定するためのインプラントに関する。]
[0003] 当業者であれば理解するように、近位上腕骨骨折(上腕頭部または上腕頭皮質の骨折)は、上腕上への落下に起因することが多い。2箇所骨折の場合、上腕頭部または上腕頭部の一部位が上腕骨骨幹部から破壊される。多箇所骨折の場合、上腕頭部が骨折に起因して2つまたは3つの断片に分断され、骨幹部から分離する。骨保持力の低下は、骨粗しょう症に起因することが多い。]
[0004] 従来の多箇所上腕骨骨折の治療法では、上記のような断片を相互に結紮、縫合、または外側から固定かつ/または上腕骨幹部に結紮、縫合、または外側から固定することが多い。例えば、ネイルを上腕の髄管内に挿入し、および1つ以上のスクリューを上腕の上腕頭部内に挿入し、ネイルに固定する場合がある。別の例によれば、上腕骨幹部に固定された細長プレートにより、上腕頭部の骨折断片を相互固定する場合もある。]
[0005] 治癒しつつある骨に患者が負荷をかけた場合、術後合併症が発生し得る。例えば、スクリューが上腕頭部から外れるかあるいはプレートが屈曲または破壊する場合がある。]
[0006] 本要旨は、例示的実施形態の詳細な説明において以下にさらに説明する概念をいくつか簡単に説明するためのものである。本要旨は、本発明の主要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図しておらず、また、本発明の範囲を限定することも意図していない。]
[0007] 本発明は、プレートを提供する。前記プレートは、或る骨の骨折した上腕頭部の断片を留め具で固定する。さらに、角度的に安定したコネクタを用いて、前記骨折骨を固定しているプレートを前記骨の髄管内のネイルに接続する。前記コネクタは、スパイラルブレード、スクリューまたは任意の他の安定したコネクタであり得る。一実施形態によれば、前記角度的に安定したコネクタは、前記プレート開口部を通じて前記ネイル中の長方形開口部中に挿入されたスパイラルブレードである。別の実施形態によれば、前記角度的に安定したコネクタは、複数のスクリューコネクタを含む。前記複数のスクリューコネクタはそれぞれ、前記プレート中のコネクタ開口部を通じて前記ネイル中の長方形開口部に挿入される。]
[0008] 本発明の別の態様は、骨の上腕頭部の複雑骨折を治療する方法を含む。1つの実現例において、プレートおよび留め具によって骨断片を相互固定することにより、前記骨の骨折上腕頭部を安定させる。前記骨の骨折上腕頭部を安定させた後、髄内ネイルを記骨折骨の髄管に挿入し、角度的に安定したコネクタを用いて、前記プレートを前記髄内ネイルに接続する。前記角度的に安定したコネクタを前記プレートおよび前記髄内ネイル双方に固定して、剛性接続を形成する。別の実現例において、前記髄内ネイルを先ず前記骨折骨の髄管に挿入し、その後、プレートおよび留め具によって骨断片を相互固定することにより、前記骨の骨折上腕頭部を安定させる。その後、角度的に安定したコネクタを用いて、前記プレートを前記髄内ネイルに接続する。ここでも、前記角度的に安定したコネクタを前記プレートおよび前記髄内ネイル双方に固定して、剛性接続を形成する。]
[0009] 本発明は、骨治療のためのデバイスに関する。前記デバイスは、プレートを含む。前記プレートは、コネクタ開口部と、内部を貫通して延びるルーメンを受け入れる第1の留め具とを有する。前記第1の留め具は、ルーメンを受け入れる。前記ルーメンのサイズおよび形状は、前記ルーメンの内部を骨留め具およびネイルが貫通するようなサイズおよび形状にされる。前記骨留め具およびネイルのサイズおよび形状は、手術対象骨の髄管内に挿入できるようなサイズおよび形状にされる。前記ネイルは、細長軸およびコネクタ開口部を含む。前記コネクタ開口部は、コネクタと共に、前記軸を通じて前記軸の長手方向軸を横断して延びる。前記コネクタのサイズおよび形状は、前記プレートが前記ネイルとの所望の位置関係で手術対象骨部位上方に配置された際、前記コネクタを前記コネクタ開口部を介して前記手術対象骨部位内に送り込みそして前記ネイルの開口部内へと送り込むことができるような、サイズおよび形状にされる。前記コネクタの形状は、回転不可能な様態で前記スロットと係合して、前記プレートと前記ネイルとの間に角度的に安定した接続を形成するような形状である。]
[0010] 本発明は、さらに骨を治療する方法に関する。前記方法は、治療対象である手術対象骨部位にコネクタ開口部およびそれを通じて延びる留め具開口部を含むプレートを固定するステップと、前記留め具開口部を通じて留め具を挿入するステップと、前記骨の髄管にネイルを挿入するステップであって、前記ネイルは細長軸を含み、前記ネイルの開口部は前記軸を通じて前記軸の長手方向軸に対して横断方向に延びており、前記挿入ステップは、コネクタを前記骨の前記手術対象部位を通じて前記コネクタ開口部を介して前記ネイルの前記開口部に挿入するステップと組み合わせて行われ、少なくとも前記コネクタの一部は、前記スロット内に受け入れられた際に、前記コネクタが前記スロット内で回転できないような形状にされる、ステップと、を含む。]
[0011] さらなる特徴および利点は、添付図面と参照して進行する以下の例示的実施形態の詳細な説明から明らかとなる。]
図面の簡単な説明

[0012] 上記の要旨および以下の詳細な説明は、添付図面と共に読めば、より深く理解され得る。前記ネイル/プレート組み合わせおよびその関連方法を例示する目的のため、図面は例示的実施形態を示すが、前記ネイル/プレート組み合わせおよび関連方法は、これら開示される特定の実施形態および方法に限定されない。いくつかの図面中、図面の類似の参照符号は、対応する部分を指す。
骨中に埋め込まれたネイル/プレート組み合わせの第1の例示的実施形態の斜視図を示す。
断面線A−Aに沿ってとられた図1Aのネイル/プレート組み合わせの断面図を示す。
図1のネイル/プレート組み合わせによるプレートの上面図を示す。
図2Aのプレートの断面線B−Bに沿った側断面図である。
図1Aのネイル/プレート組み合わせによるネイルの側面図を示す。
図1Aのネイル/プレート組み合わせによるブレードの斜視図を示す。
図4Aのブレードの断面線C−Cに沿った側断面図を示す。
図1Aのネイル/プレート組み合わせのブレードスクリューの斜視図を示す。
図5Aのブレードスクリューの上面図を示す。
図5Aおよび図5Bのブレードスクリューの断面線D−Dに沿った側断面図に示す。
図1Aのネイル/プレート組み合わせの例示的使用方法による、ネイルを骨に挿入するステップの斜視図を示す。
図6Aの例示的方法によるブレードを骨およびネイルに挿入するステップの斜視図を示す。
図6Aの例示的方法によるプレートを骨上方に配置するステップの斜視図を示す。
図6Aの例示的方法によるプレートをブレードに取り付けるステップの斜視図を示す。
図6Aの例示的方法によるプレートを骨に取り付けるステップの斜視図を示す。
本発明の第2の例示的実施形態によるネイル/プレート組み合わせの斜視図を示す。
図7Aのネイル/プレート組み合わせの断面線D−Dに沿った側断面図を示す。
図7Aのネイル/プレート組み合わせによるプレートの上面図を示す。
図8Aのプレートの断面線E−Eに沿って取られた側断面図を示す。
図7Aのネイル/プレート組み合わせによるブレードキャップの上面図を示す。
図9Aのブレードキャップの断面線F−Fに沿ってとられた側断面図を示す。
図7Aのネイル/プレート組み合わせの例示的使用方法による、プレートを骨の上腕頭部上に配置するステップの斜視図を示す。
図10Aの例示的方法による、プレートを骨に取り付けるステップの斜視図を示す。
図10Bの例示的方法による、ネイルを骨に挿入するステップの斜視図を示す。
図10Cの例示的方法による、ブレードを骨およびネイルに挿入するステップの斜視図を示す。
図10Aの例示的方法による、ブレードキャップをプレートに取り付けるステップの斜視図を示す。
図1OAの例示的方法による、ブレードスクリューをプレートキャップに取り付けるステップの斜視図を示す。
図7Aのネイル/プレート組み合わせの別の例示的使用方法による、ネイルを骨に挿入するステップの斜視図を示す。
図11Aの例示的使用方法による、ブレードを骨およびネイルに挿入するステップの斜視図を示す。
図11Aの例示的使用方法による、プレートを骨上に配置するステップの斜視図を示す。
図11Aの例示的使用方法による、プレートを骨に取り付けるステップの斜視図を示す。
図11Aの例示的使用方法による、ブレードキャップをブレードに取り付けるステップの斜視図を示す。
図11Eの例示的使用方法による、ブレードスクリューをブレードキャップに取り付けるステップの斜視図を示す。
本発明の第3の例示的実施形態による、ネイル/プレート組み合わせの斜視図を示す。
図12Aのネイル/プレート組み合わせの側面図を示す。
図12Aのネイル/プレート組み合わせによるプレートの上面図を示す。
図13Aのプレートの断面線G−Gに沿ってとられた側断面図を示す。
図13Aのネイル/プレート組み合わせによるネイルの側面図を示す。
本発明の第4の例示的実施形態によるネイル/プレート組み合わせの斜視図を示す
図15Aのネイル/プレート組み合わせの断面線H−Hに沿ってとられた側断面図を示す。
図15Aのネイル/プレート組み合わせによるプレートの斜視図を示す。
図16Aのネイル/プレート組み合わせの上面図を示す。
図16Aのプレートの断面線I−Iに沿ってとられた側断面図を示す。
断面線J−Jに沿ってとられた図16Aのプレートの側断面図を示す。
図15Aのネイル/プレート組み合わせの例示的使用方法による、ネイルを骨に挿入するステップの斜視図を示す。
図17Aの例示的方法による、ブレードを骨およびネイルに挿入するステップの斜視図を示す。
図17Aの例示的方法による、プレートをブレードに取り付けるステップの斜視図を示す。
本発明の第4の例示的実施形態によるプレートの斜視図を示す。
本発明の第5の例示的実施形態によるプレートの斜視図を示す。
本発明の第6の例示的実施形態によるプレートの斜視図を示す。] 図10A 図10B 図10C 図11A 図11E 図12A 図13A 図15A 図16A 図17A
実施例

[0013] 本発明は、以下の説明および添付図面を参照すれば、さらに理解され得る。本発明は、骨骨折の固定を提供するシステムおよび方法に関する。詳細には、本発明は、骨の一端の多箇所骨折を固定するために用いられ得るネイルおよびプレート組み合わせに関する。本発明の例示的実施形態は、例えばプレートおよび髄内ネイルを含む組み合わせについて説明する。本明細書中用いられる方向を示す参照符号は、特定の基準系(例えば、水平方向)を示すものではなく、具体的に外部特徴(例えば、骨)に相対する方向を示す場合を除いて、ひとえに記載のデバイスの他の部分に対する相対的方向を示すために用いられる点に留意されたい。例えば、上部という用語は、所望の方向付けで骨上に配置された場合、骨から外方向を向くプレートの表面を指し、一方、下部という用語は骨に対向する表面を指す。]
[0014] 図1Aおよび図1Bに示すように、本発明の第1の例示的実施形態によるネイル/プレート組み合わせ100は、髄内ネイル102およびプレート104を含み得る。プレート104は、コネクタ106を介して髄内ネイル102に接続され得る。前記ネイル/プレート組み合わせは、プレート104を骨110の端部に締結するための留め具108と、コネクタ106を髄内ネイル102およびエンドキャップ122内においてロックしてコネクタ106を髄内ネイル102内においてロックするエンドキャップ122とをさらに含み得る。] 図1A 図1B
[0015] 一般的に、プレート104は、図2Aおよび図2B中に示すように、骨110の端部の表面上に配置されるようなサイズおよび形状にされる。1つの例示的実施形態において、プレート104は正方形であり得る。プレート104は好適には、凸状の上側表面124および凹状の下側表面126を有する。下側表面126は、一般的にプレート104の固定先となる骨110の上腕頭部の外形に整合するように適合され、これにより、プレート突出を最小化し、プレートへの安定した支持を提供する。プレート104は、少なくとも1つのコネクタ開口部128と、少なくとも1つの留め具開口部130と、少なくとも1つの縫合開口部132とをさらに含む。縫合開口部132は、プレート104を通じて上側表面124から下側表面126へと延びる。一実施形態において、コネクタ開口部128は、プレート104上の中央上に配置され得、ネジ山134を含む内側表面を規定し得る。留め具開口部130および縫合開口部132は、コネクタ開口部128の周囲において距離を空けて配置され得る。コネクタ開口部128は、プレート104の周囲およびコネクタ開口部128を直接包囲している表面129に隣接する。] 図2A 図2B
[0016] 留め具開口部130は、当該分野において公知のプレートを骨に固定するための任意の設計であり得る。例えば、前記留め具開口部は、ネジ山136を有する内側表面を規定し得、これにより、留め具のネジ山付きヘッド(例えば、ロッキングスクリュー)に対応し得る。あるいは、留め具開口部130は、米国特許第5,709,686号、米国特許第66,669,701号および米国特許第6,719,759号中に記載されているようなコンビホールであってもよい。本明細書中、これらの特許それぞれの全体を参考のため援用する。留め具開口部130の中央軸は、相互に角度を以て配置しかつ/またはコネクタ開口部128の軸に対して角度を以て配置され得、これにより、前記留め具が、相互にかつコネクタ開口部128を通じて送られたコネクタ106に対して所望の角度で、留め具開口部130を通じて骨110内に到達できるようにする。例えば、留め具開口部130はプレート104を通じて通り得、留め具開口部130の遠位端部は、フレア状に外側に相互にコネクタ開口部128の中央軸に対して角度付けられ、これにより、前記プレートが骨110に取り付けられた際の前記プレートの安定性を増加させる。当業者であれば、プレート104が6個の縫合開口部132および4個の留め具開口部130を有している様子が図示されているが、任意の数の留め具および縫合開口部130および132をプレート104内に設けてよいことを理解する。]
[0017] プレート104は、ガイド開口部138およびガイド取り付け開口部140をさらに含み得る。当業者であれば、ガイド開口部138を用いて穿孔ガイドブロックをプレート104に相対して配置することができ、ガイド取り付け開口部140を用いてプレート104を穿孔ガイドブロックに接続することができることを理解する。よって、前記穿孔ガイドブロックをネジ山係合によってプレート104に接続することができるように、ガイド取り付け開口部140はネジ山142を含み得る。]
[0018] 髄内ネイル102は、図3に示すように、細長軸112を含む。細長軸112は、髄内ネイル102の挿入先となる骨110の髄管の自然湾曲に追随するように、若干屈曲され得る。細長軸112は、駆動端部114から非駆動端部116へと延びる。非駆動端部116は、骨110中の開口部へと挿入され得、遠位方向に髄管内に駆動され得、その際、駆動端部114は一般的には、駆動端部114へのアクセスが可能な前記骨の開口部の近隣に留まっている。さらに、ネイル102は長方形の開口部118を含み得る。開口部118は、軸112を通じて駆動端部114の近隣において延びる。軸方向ルーメン120は、ネイル102の駆動端部114において開口部から軸112の長手方向軸に沿って延び、その際、エンドキャップ122は、軸方向ルーメン120の駆動端部114において開口部内に固定されるように適合される。好適には、長方形の開口部118は、ネイル102の軸112上に形成された直径方向に対向する開口部間において、直径方向に軸の片側から他方側へと延びる。一実施形態において、開口部118は長方形であり得、例えば、矩形断面の長さは、軸112の軸に対して平行であり、軸112の軸に対して垂直なその幅よりも長い。軸方向ルーメン120は、駆動端部114から開口部118を通じて軸112の遠位端部へと延びる。エンドキャップ122は、例えばネジ山係合によって軸方向ルーメン12の近位端部に固定され得、これにより、エンドキャップ122は少なくとも部分的に開口部118内に延び、開口部118内にしっかりと固定される。] 図3
[0019] プレート104は、コネクタ106を介して髄内ネイル102に取り付けられ得る。コネクタ106は、スパイラルブレード144およびブレードスクリュー146を含み得る。図4Aおよび図4Bに示すように、本発明の例示的実施形態によるスパイラルブレード144は、頭部148と、頭部148から延びるボディ部位150と、頭部148の自由端部の周囲を包囲する環状フランジ152とを含む。頭部148およびボディ部位150は好適には一体形成され、共通の長手方向軸に沿って延びる。ボディ部位150は、ブレードを形成する。このブレードは、長手方向軸周囲をらせん状にねじれており、ガイドワイヤチャンネル154が長手方向においてスパイラルブレード150の長さだけ延びている。図示のように、頭部148は好適には概して円形形状を有し、その上側表面156は概して円形の曲線状凸状形状を有する。さらに、頭部148はスクリュー陥凹部158を有する。スクリュー陥凹部158は、頭部148の上側表面156上の開口部160を形成し、かつ、開口部160から長手方向において下側方向に延びる。スクリュー陥凹部158は、内側表面162を規定する。内側表面162上にはネジ山が設けられ、これにより、内側表面162は、下記に説明するような他の構造からのネジ山と整合する。環状フランジ152は駆動手段178を含む。この駆動手段178は、環状フランジ152の対向する側部上の一対のノッチであり得、これにより、ブレードスクリュー144を挿入する際に駆動ツールを用いることができる。しかし、当業者であれば、髄内ネイル102および骨110に挿入される駆動手段のための手段が得られれば、他の駆動手段をスパイラルブレード144内に設けてもよいことを理解する。スパイラルブレード144の特定の他の態様については、米国特許第6,409,730号中に寄り詳細な記載がある。本明細書中、米国特許第6,409,730号全体を参考のため援用する。プレート104を髄内ネイル102に接続するためのスパイラルブレード144を含むものとしてネイル/プレート組み合わせについて説明しているが、当業者であれば、多様な接続手段が用いられ得ることを理解する。例えば、コネクタ106に含まれるブレードを、らせん状構成におけるねじり状形状ではなく直線状にしてもよい。] 図4A 図4B
[0020] 図5A〜図5Cに示すように、例示的実施形態によるブレードスクリュー146は、頭部164と、頭部164から下側方向に延びる軸166とを含み得る。頭部164および軸166は一体形成され得、共通の長手方向軸を共有し得る。ブレードスクリュー146は、ガイドワイヤチャンネル168を有する。ガイドワイヤチャンネル168は、頭部164および軸166を通じて長手方向軸に沿って延びる。頭部164は曲線状にされ得、これにより、上側表面170が例えば実質的に凸状にされ得、下側表面172は実質的に凹状となる。軸166の円周は、スパイラルブレード144のスクリュー陥凹部158に適合するようなサイズにされ、かつ、ネジ山174を有する。これらのネジ山174は、スパイラルブレード144のスクリュー陥凹部158中のネジ山162と整合するように適合されたその表面上に配置される。軸166はコネクタ開口部128を通じて挿入され得、頭部164は、コネクタ開口部128を包囲するプレート104の表面129内に適合するようなサイズおよび形状にされ得る。また、駆動手段176は、ブレードスクリュー146の頭部164上に配置される。図9中に最良に示すように、駆動手段176は、4つのノッチを含み得る。これらのノッチは、切り出され、かつ、ブレードスクリュー146の頭部164の周囲において均等間隔で設けられ得る(例えば、スパナーヘッド型のスクリュー引き込み)。しかし、当業者であれば理解するように、駆動手段176は、駆動ツールへ係合するように適合された他の任意の種類の溝部、陥凹部または突起(例えば、フラットブレード、フィリップス、六角形または他の種類のスクリュードライバ)を含み得る。あるいは、ブレードスクリュー146の頭部164は、頭部164をプレート104に接続するための接続手段(例えば、頭部164をプレート104に取り付けることができるようにするための、コネクタ開口部128のネジ切り134に対応するネジ切り)でもあり得る。] 図5A 図5B 図5C
[0021] 図6A〜図6Eは、ネイル/プレート組み合わせ100の例示的使用方法を示す。図6Aに示すように、髄内ネイル102は、骨110の髄内管に挿入される。髄内ネイル102は、当該分野において公知の任意の方法(例えば、ガイドワイヤ180)を用いて、骨110の髄内管内に配置され得る。髄内ネイル102を適切に配置した後、駆動手段178を介してスパイラルブレード144が骨110内に駆動され得、これにより、スパイラルブレード150は、図6Bに示すように、髄内ネイル102の開口部118に入る。スパイラルブレード144は、任意の従来の方法(例えば、ガイドワイヤ182)を用いて、ネイル102の開口部118を通じて挿入できるように配置され得る。スパイラルブレード144を適切に配置した後、髄内ネイル102のエンドキャップ122を駆動端部114の軸方向ルーメン120内に固定することができ、これにより、スパイラルブレード144が開口部118内にしっかりと配置される。図6Cに示すように、コネクタ開口部128がスパイラルブレード144の開口部160と並ぶように、ガイドワイヤ182を用いてプレート104をスパイラルブレード144の頭部148の上方に配置することができる。プレート104を配置した後、ブレードスクリュー146の下側表面172がプレート104の表面129の上部に押圧されて図6Dに示すようにブレードスクリュー146のネジ切り174がスパイラルブレード144のネジ切り162と係合するまで、ブレードスクリュー146の軸166がスパイラルブレード144のスクリュー陥凹部158に挿入され得る。留め具108は、プレート104を骨110の上腕頭部に固定するように、図6Eに示すように留め具開口部130に挿入され得る。] 図6A 図6B 図6C 図6D 図6E
[0022] 図7Aおよび図7Bに示すように、本発明の第2の例示的実施形態によるネイル/プレート組み合わせ100’は、髄内ネイル102’およびプレート104’を含む。プレート104’は、コネクタ106’を介して髄内ネイル102’に接続され得る。前記ネイル/プレート組み合わせは、プレート104’を骨110’の端部へ締結するための留め具108’と、コネクタ106’をロックするためのエンドキャップ122とをさらに含み得る。ネイル組み合わせ100’は、上述したネイル組み合わせ100と実質的に同様であり得るが、プレート104’と係合するブレードキャップ184’をさらに含む。例えばスパイラルブレード144およびブレードスクリュー146を含む髄内ネイル102’およびコネクタ106’は、ネイル/プレート組み合わせ100におけるものと実質的に同様である。] 図7A 図7B
[0023] 図8Aおよび図8Bに示すように、プレート104’は、上述したようなプレート104と実質的に同様であり得る。プレート104は、曲線状角部および少なくとも1つのコネクタ開口部128’を備えた実質的に正方形であり得、留め具開口部130’および縫合開口部132’が、プレート104’の周囲に隣接するコネクタ開口部128’の周囲において間隔を空けて配置される。しかし、コネクタ開口部128’の直径はプレート104のコネクタ開口部128よりも大きくてもよく、この場合、コネクタ開口部128’ブレードキャップ184’を収容することができる。コネクタ開口部128’は、その内側表面に沿ってネジ山134’を含み得る。留め具開口部120’および縫合開口部132’は、プレート104の留め具および縫合開口部130および132と実質的に同様であり得る。] 図8A 図8B
[0024] 図9Aおよび図9Bに示すように、ブレードキャップ184’は実質的に円板形状であり得、上側表面186’が曲線状かつ凸状であり、下側表面188’が曲線状かつ凹状である。ブレードキャップ184’は、プレート104’のコネクタ開口部128’内に整合するようなサイズおよび形状にされる。好適な実施形態において、ブレードキャップ184’はネジ山190’を含む。これらのネジ山190’は、コネクタ開口部128’のネジ山134’と係合するように、ブレードキャップ184’の円周方向表面上に配置される。ブレードキャップ184’は中央開口部192’を含む。中央開口部192’は、例えばブレードキャップ184’の中央軸に沿って上側表面186’から下側表面188’へと延びる。さらに、ブレードキャップ184’は、上側表面186’上に配置された駆動機構194’を含み得る。駆動機構194’は、例えば、4つの円形陥凹部を含み得る。これらの円形陥凹部は、中央開口部192’の周囲において均等間隔で設けられ、かつ、スパナーヘッド型スクリュードライバを受け入れるように適合される。しかし、当業者であれば、駆動機構194’を用いてブレードキャップ184’を駆動してnプレート104’のコネクタ開口部128’内に配置することができれば、駆動手段194’は多様な形態をとってよいことを理解する。例えば、駆動機構194’は、フラットブレード、フィリップス、六角形または他の種類のスクリュードライバと共に使用できるように適合された他の種類の溝部または陥凹部であってもよい。] 図9A 図9B
[0025] 図10A〜図10Fは、ネイル/プレート組み合わせ100’の例示的使用方法を示す。図10Aに示すように、プレート104’は、任意の公知の配置手段(例えば、ガイドワイヤ182’)を用いて骨110’の上腕頭部上に配置され得る。図10Bに示すように、プレート104’は、留め具108’を用いて骨110’に固定され得る。図10Cに示すように、プレート104を骨110に固定した後、任意の公知の配置手段(例えば、ガイドワイヤ180’)を用いて髄内ネイル102を骨110の髄管に挿入することが可能になる。その後、スパイラルブレード144’をプレート104’のコネクタ開口部128’を通じて挿入し、コネクタ開口部128’を通じて進行させることができ、これにより、スパイラルブレード144’の細長軸150’が図10Dに示すように髄内ネイル102の開口部118内に受け入れられる。当業者であれば、スパイラルブレード144’を任意の公知の駆動機構を通じて進行させることができることを理解する。エンドキャップ122’を髄内ネイル102’の近位開口部120’挿入することにより、スパイラルブレード144を開口部118内に固定することができる。図10Eに示すように、その後、ブレードキャップ184’をコネクタ開口部128’内に駆動することができ、ブレードキャップ184’のネジ切り190’はコネクタ開口部128’のネジ切り134’と係合する。ブレードキャップ184’をコネクタ開口部128’内に配置した後、図10Fに示すようにブレードスクリュー146’のヘッドがブレードキャップ184’の上側表面186’に押圧されるまで、ブレードスクリュー146’の軸をスパイラルブレード144’のスクリュー陥凹部に挿入することができ、これにより、ブレードスクリュー146’およびスパイラルブレード144’が相互に係合され、プレート104’が髄内ネイル102’に接続される。] 図10A 図10B 図10C 図10D 図10E 図10F
[0026] 当業者であれば、プレート104を骨110の上腕頭部上に配置した後に髄内ネイル102を前記骨の髄管に挿入することにより、ネイル/プレート組み合わせ100’を参照して上述した例示的方法をネイル/プレート組み合わせ100に対して同様に用いることができることを理解する。同様に、ネイル/プレート組み合わせ100を参照して上述した方法に対して、ネイル/プレート組み合わせ100’を用いることもでき、この場合、髄内ネイル102を骨110に挿入した後、プレート104を配置する。]
[0027] 例えば、11A〜11Fは、ネイル/プレート組み合わせ100’の別の例示的使用方法を示す。図11Aに示すように、髄内ネイル102’が骨110’の髄内管に挿入される。髄内ネイル102’は、任意の公知の方法(例えば、ガイドワイヤ180’)を用いて前記髄内管内に配置され得る。髄内ネイル102’を適切に配置した後、スパイラルブレード144’を任意の公知の駆動機構を介して骨110’内に駆動することができ、これにより、図11Bに示すようにらせん状ボディ150’が髄内ネイル102’の開口部118’に入る。スパイラルブレード144’は、ネイル102’の開口部118を通じて任意の従来の方法(例えば、ガイドワイヤ182’)を用いて挿入できるように、配置され得る。スパイラルブレード144’を適切に配置した後、髄内ネイル102’のエンドキャップ122’を軸方向ルーメン内に固定することができ、これにより、スパイラルブレード144’が開口部118内にしっかりと配置される。図11Cに示すように、その後、ガイドワイヤ182’を用いてプレート104’をスパイラルブレード144’のヘッド部位の上方に配置することができ、これにより、コネクタ開口部128’がスパイラルブレード144’のスクリュー陥凹部の開口部と並ぶ。プレート104’を配置した後、図11Dに示すように留め具108’を留め具開口部130’に挿入して、プレート104’を骨110’の上腕頭部に固定することができる。プレート104’を骨110’に固定した後、図11Eに示すようにブレードキャップ184’をコネクタ開口部128’内に配置し、ブレードキャップ184’をコネクタ開口部128’を通じて駆動することができ、これにより、ブレードキャップ184’のネジ切り190’がコネクタ開口部128のネジ切り134’と係合する。その後、ブレードスクリュー146’の軸166’をブレードキャップ184’の中央開口部192’に挿入して、図11Fに示すようにスパイラルブレード144’のスクリュー陥凹部158’と係合させることができる。ブレードスクリュー146’のヘッド部位の下側表面がブレードキャップ184’の上側表面186’に押圧されるまで、ブレードスクリュー146’が駆動され得る。ブレードスクリュー146’が144’と係合することにより、髄内ネイル102’およびプレート104が相互に固定される。] 図11A 図11B 図11C 図11D 図11E 図11F
[0028] 図12Aおよび図12Bに示すように、本発明の別の例示的実施形態によるネイル/プレート組み合わせ200は、髄内ネイル202およびプレート204を含む。髄内ネイル202およびプレート204は、少なくとも1つのコネクタ206を介して接続され得る。ネイル/プレート組み合わせ200は、少なくとも1つの留め具208をさらに含み得る。これらの留め具208は、プレート204を骨210にしっかりと取り付けるためのものである。ネイル/プレート組み合わせ200は、プレート204がコネクタ206(これは、スクリューであり得る)を受け入れかつ固定するように適合された少なくとも1つのコネクタ開口部228を含む以外は、ネイル/プレート組み合わせ100と実質的に同様であり得る。] 図12A 図12B
[0029] 図13Aおよび図13Bに示すように、プレート204は実質的に正方形であり得、少なくとも1つのコネクタ開口部228がその中央部位に設けられる。プレート204が3つのコネクタ開口部228を含む様子が図示されているが、当業者であれば、多様な数のコネクタ開口部228を設けてよいことを理解する。各コネクタ開口部228は、実質的にプレート204のX軸に沿って形成され得、これにより、コネクタ206がコネクタ開口部228を通じて挿入された際、コネクタ206が髄内ネイル202の開口部218に入ることができる。コネクタ開口部228は、遠位方向において外側方向に相互にフレア状となるように、方向付けられ得る。例えば、コネクタ開口部228のうち最も中央側のものの中央軸がプレート204に対して実質的に垂直方向に延びる場合、この最も中央側の開口部228の上方および下方のコネクタ開口部228の軸は、遠位方向において相互に遠離して角度付けられ、これにより、コネクタ開口部228を通じて挿入されたコネクタは骨内に入り、その際、その遠位端部間の距離は、各コネクタ開口部228の間の距離よりも長い。各コネクタ開口部は、前記開口部がコネクタ206と係合し得るように、ネジ切り234を含み得る。] 図13A 図13B
[0030] プレート204は、プレート104と同様に、留め具開口部230、縫合開口部232、ガイド開口部238およびガイド取り付け開口部(図示せず)を含み得る。留め具開口部230、縫合開口部232およびガイド開口部238は、プレート100のものと同様でよい。例えば、留め具開口部230は、ネジ山を有する内側表面を規定し得、これにより、留め具スクリューのネジ山付きヘッドに対応し得る。あるいは、留め具開口部230は、米国特許第5,709,686号、米国特許第66,669,701号および米国特許第6,719,759号(本明細書中、これらの特許それぞれの全体を参考のため援用する)に記載されているようなコンビホールであってもよい。留め具開口部230の中央軸は、相互にかつ/またはコネクタ開口部228の軸に対して角度を以て配置され得、これにより、前記留め具が留め具開口部230を通じてコネクタ開口部228を通じて送られたコネクタ206に対して相互に所望の角度で骨210内に入る。]
[0031] 図14に示すように、コネクタ206は、頭部248および細長ボディ部位250を含むスクリューであり得る。コネクタ206はネジ切り254も含み得る。ネジ切り254は、前記コネクタ206の長さに沿って延び、これにより、ネジ切り254は、ボディ部位250に沿って開口部218と係合し得、髄内ネイル202のエンドキャップ122によって所定位置に固定され得、ネジ切り254は、頭部248に沿ってコネクタ開口部228のネジ切り234と係合し得、これにより、コネクタ206は所定位置に固定される。] 図14
[0032] ネイル/プレート組み合わせ200は、ネイル/プレート組み合わせ100について上述したような様態で、用いられ得る。具体的には、ネイル/プレート組み合わせ200は、プレート204を骨210の端部の上方に配置した後髄内ネイル202を骨210の髄内管内に挿入することにより、用いられ得る。詳細には、ガイドワイヤまたは他の配置手段を用いて、プレート204を骨210の上腕頭部部位の上方に配置することができる。プレート204の所望の位置を達成した後、留め具208を留め具開口部230内に挿入して、プレート204を所定位置に固定する。プレート204を骨210上に固定した後、ガイドワイヤまたは他の配置手段を用いて、髄内ネイル202を骨210の髄内管に挿入することができる。髄内ネイル202を前記髄内管に挿入した後、コネクタ206の頭部248がコネクタ開口部228のネジ切り234と係合するまで、各コネクタ206を髄内ネイル202の開口部218を通じてコネクタ開口部228に挿入することができる。その後、エンドキャップ222を髄内ネイル202の近位開口部220に挿入し、これにより、コネクタ206開口部218内の所定位置に保持されるようにすることができる。]
[0033] 図15Aおよび図15Bに示すように、本発明の別の例示的実施形態によるネイル/プレート組み合わせ300は、髄内ネイル302、プレート304およびコネクタ306を含む。ネイル/プレート組み合わせ300は、図16A〜図16Dに示すプレート304がコネクタ開口部の代わりにその下側表面326から延びた突起328を含む点以外は、上述したようなネイル/プレート組み合わせ100と実質的に同様であり得る。突起328はネジ切り334を含み得、これにより、突起328はコネクタ306と整合し得る。コネクタ306は、スパイラルブレード144と実質的に同様のスパイラルブレードである。スパイラルブレードコネクタ306は、近位ネジ切り362と共に、その遠位端部において陥凹部358を含む。近位ネジ切り362は、突起328のネジ切り334との係合のためのものである。さらに、プレート304は実質的に円形であり得、留め具開口部330および縫合開口部332は、プレート304の中央に配置されたガイドチャンネル338の周囲に分散される。] 図15A 図15B 図16A 図16B 図16C 図16D
[0034] ネイル/プレート組み合わせ300は、図17A〜図17Cに示すように、ネイル/プレート組み合わせ100について説明した方法と実質的に同様の方法に基づいて、用いられ得る。ネイル/プレート組み合わせ100と同様に、図17Aに示すように、ネイル302を骨310の髄管に挿入する。ネイル302は、任意の公知の方法(例えば、ガイドワイヤ380)を用いて配置され得る。ネイル302を骨310内に配置した後、図17Bに示すように、コネクタ306をネイル302の開口部に挿入することができる。前記コネクタは、任意の公知の方法(例えば、ガイドワイヤ382)を用いて、ネイル302の開口部を介して前記骨に挿入することができる。しかし、ネイル/プレート組み合わせ100について説明したようなブレードスクリューおよび別個のプレートを用いる代わりに、プレート304を図17Cに示すように髄内ネイル302の長方形ボア(図示せず)を通じて挿入した後、プレート304をスパイラルブレードコネクタ306の頭部の上方に配置することができる。プレート304の突起328は、スパイラルブレードコネクタ306と係合する。さらに、上述したように、留め具を留め具穴部330を通じて挿入し、縫合開口部332を介して縫合を行って、プレート304を適切な位置にさらに固定することができる。] 図17A 図17B 図17C
[0035] 図18は、本発明の別の実施形態によるプレート404を示す。当業者であれば、ネイル/プレート組み合わせ100および200における上述したようなプレート104、104’または204のいずれかの代わりにプレート404を用いることができることを理解する。プレート404は、実質的に矩形の形状と、中央に配置されたコネクタ開口部428と、複数の留め具開口部430と、プレート404を貫通して形成された縫合開口部432とを有し得る。プレート404の2つの角部それぞれについて、プレート404は、プレート404を貫通して形成された単一の留め具開口部を含み得、プレート404のその他の2つの角部はそれぞれ、プレート404を貫通して形成された2つの留め具開口部430を有し得る。留め具開口部430および縫合開口部432は、ネイル/プレート組み合わせ100について上述した留め具および縫合開口部130および132と実質的に同様であり得る。コネクタ開口部428は、ネイル/プレート組み合わせ100およびネイル/プレート組み合わせ200それぞれについて上述したコネクタ開口部128または228のいずれかと実質的に同様であり得る。例えば、コネクタ開口部428は、スパイラルブレード144およびブレードスクリュー146のいずれかを受け入れるように適合してもよいし、あるいは、少なくとも1つのスクリューコネクタ206を受け入れるように適合してもよい。当業者であれば、プレート404は任意の数の留め具開口部430および縫合開口部432を有することができることを理解する。] 図18
[0036] 図19は、本発明の別の実施形態によるプレート504を示す。当業者であれば、上述したネイル/プレート組み合わせ100、100’および200のいずれかのプレート104、104’または204の代わりにプレート504を利用することが可能であることを理解する。プレート504は、プレート504の形状が実質的に三角形形状である点を除いて、上述したプレート404と実質的に同様であり得る。同様に、プレート504は、中央に配置されたコネクタ開口部528と、複数の留め具開口部530と、プレート504の周囲において間隔を空けて配置された複数の縫合開口部532とを含み得る。] 図19
[0037] 図20は、本発明の別の実施形態によるプレート604を示す。当業者であれば、ネイル/プレート組み合わせ100、100’、200におけるプレート104、104’および204の代わりにプレート604を利用することが可能であることを理解する。プレート604は、プレート104と実質的に同様であり得るが、アウトリガーアーム684をさらに含み得る。前記プレートの実質的に正方形の部位は、コネクタ開口部628と、留め具開口部630と、縫合開口部632とを含み、アウトリガーアーム684は、前記正方形部位から延び、内部を貫通する少なくとも1つの開口部686を含む。コネクタ開口部628は、上述したコネクタ106および206のいずれかを受け入れる用に適合され得る。アウトリガーアーム684は、前記正方形部位に相対して移動し得る。by。例えば、アウトリガーアーム684は、前記正方形部位に相対して回転可能であり得る。アウトリガーアーム684を用いて、上腕頭部の小結節を固定することができる。] 図20
[0038] 当業者であれば、本発明の例示的実施形態によるプレートを特定の形状(例えば、正方形、矩形、三角形)のものとして説明したが、前記プレートが上述したように機能することができれば、前記プレートを多様な形状にしてもよいことを理解する。例えば、上述したプレートは、実質的に円形または楕円形状にしてもよい。]
[0039] 当業者にとって、本発明の構造および方法には、その意図および範囲から逸脱することなく多様な改変および変更を施すことが可能であることが明らかである。上記記載は特定の例を示したものであり、本発明を限定する本発明の範囲を限定することを意図していない。よって、本発明の改変および変更が添付の請求項の範囲およびその均等物内に収まる場合、本発明は当該改変および変更を網羅することが、意図される。]
权利要求:

請求項1
骨治療のためのデバイスであって、コネクタ開口部および内部を貫通して延びるルーメンを受け入れる第1の留め具を有するプレートであって、前記第1の留め具はルーメンを受け入れ、前記ルーメンは、内部を貫通する骨留め具を受け入れるようなサイズおよび形状にされる、プレートと、手術対象骨の髄管に挿入されるようなサイズおよび形状にされたネイルであって、前記ネイルは、細長軸および前記軸を通じて延びる開口部を含む、ネイルと、コネクタであって、前記コネクタのサイズおよび形状は、前記プレートが前記ネイルと所望のアライメントで骨の手術対象部位の上方に配置された場合、前記コネクタを前記コネクタ開口部を介して前記骨の手術対象部位内に送りそして前記ネイルの開口部に送り込むことができるようなサイズおよび形状であり、前記開口部と係合する前記コネクタの形状により、前記プレートと前記ネイルとの間の角度的に安定した接続が形成される、コネクタと、を含む、デバイス。
請求項2
前記コネクタ開口部は、少なくとも1つのロッキング要素受入位置を含み、前記コネクタは、対応する少なくとも1つの細長ロッキング要素を含み、前記細長ロッキング要素は、前記プレートが前記ネイルに対して前記所望のアライメントで前記骨の手術対象部位の上方に配置された際、前記ロッキング要素受入位置それぞれを介して前記開口部内に挿入することができる、請求項1に記載のデバイス。
請求項3
前記少なくとも1つのロッキング要素受入位置は、前記プレートを通じて相互に別個に延びる別個の穴部を含む、請求項2に記載のデバイス。
請求項4
前記少なくとも1つのロッキング要素受入位置は、前記ロッキング要素受入位置を通じて挿入されたロッキング要素が前記開口部内に送られるのに実質的に沿った中央軸を規定し、前記ロッキング要素受入位置の前記中央軸は、前記ロッキング要素受入位置を通じて前記スロットに挿入されたロッキング要素が相互に外側方向にフレア状となり前記スロットと回転不可能な様態で係合するように互いに角度付けされている、請求項2に記載のデバイス。
請求項5
前記ロッキング要素は、前記プレートおよび前記ネイルを接続させる単一のコネクタである、請求項2に記載のデバイス。
請求項6
前記プレートは、実質的に凹状の骨対向表面を有し、前記骨対向表面は、前記骨の手術対象部位の外形と一般的に整合する、請求項1に記載のデバイス。
請求項7
前記コネクタ開口部の内側表面はネジ山付きである、請求項1に記載のデバイス。
請求項8
前記コネクタは、スパイラルブレードおよび直線状ブレードのうち1つを含む、請求項7に記載のデバイス。
請求項9
前記コネクタ開口部とネジ係合するようなサイズであるネジ山付き外側表面を含むネジ山付きブレードキャップをさらに含む、請求項8に記載のデバイス。
請求項10
前記スパイラルブレードはブレードスクリュー開口部を含み、前記デバイスはブレードスクリューをさらに含み、前記ブレードスクリューは、前記ブレードキャップを通じて前記ブレードスクリュー開口部に挿入されて、前記スパイラルブレードを前記プレートに固定するようなサイズにされる、請求項8に記載のデバイス。
請求項11
前記コネクタは骨スクリューを含み、前記骨スクリューの一部は、前記第1の留め具受入ルーメンのネジ山と噛み合うように適合される、請求項1に記載のデバイス。
請求項12
第2の留め具受入ルーメンをさらに含み、前記第1および第2の留め具受入ルーメンの中央軸は、前記第1および第2の留め具受入ルーメンを通じて前記骨内に挿入された留め具が前記骨内に移動しながら相互に分岐するように、相互に配置される、請求項8に記載のデバイス。
請求項13
前記プレートは縫合開口部を含み、前記縫合開口部は、その骨対向表面から前記プレートを通じて前記骨対向表面と反対側の外側表面へと延びる、請求項1に記載のデバイス。
請求項14
前記プレートは実質的に正方形である、請求項1に記載のデバイス。
請求項15
前記プレートは実質的に矩形である、請求項1に記載のデバイス。
請求項16
前記プレートは実質的に三角形である、請求項1に記載のデバイス。
請求項17
骨を治療する方法であって、治療対象である手術対象骨部位にプレートを固定するステップであって、前記プレートは、コネクタ開口部と、前記プレートを通じて延びる留め具開口部とを含み、留め具を前記留め具開口部を通じて挿入するステップと、前記骨の髄管にネイルを挿入するステップであって、前記ネイルは、細長軸と、前記軸の長手方向軸に対して横断方向に前記軸を通じて延びる開口部とを含む、ステップと、コネクタを前記骨の前記手術対象部位を通じて前記コネクタ開口部を介して前記ネイルの前記開口部に挿入するステップであって、少なくとも前記コネクタの一部は、前記ネイルの前記開口部内に受け入れられた際、前記コネクタが前記開口部内で回転できないような形状にされる、ステップと、を含む、方法。
請求項18
前記コネクタは、スパイラルブレードおよび直線状ブレードのうち1つを含む、請求項17に記載の方法。
請求項19
前記コネクタ開口部は、少なくとも1つのロッキング要素受入位置を含み、前記コネクタは、対応する少なくとも1つの細長ロッキング要素を含み、前記細長ロッキング要素は、前記プレートが前記ネイルと所望のアライメントで前記骨の手術対象部位の上方で配置された際、前記ロッキング要素受入位置それぞれを介して前記ネイル開口部に挿入することができる、請求項17に記載の方法。
請求項20
前記コネクタを前記プレートに連結して、前記プレートおよび前記ネイルを回転不可能な様態で連結させるステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
請求項21
骨治療のためのデバイスであって、手術対象骨の髄管に挿入されるようなサイズおよび形状にされたネイルであって、前記ネイルは、細長軸と、前記ネイルを通じて延びる開口部とを含む、ネイルと、前記スロットを通じて挿入可能なコネクタであって、前記コネクタの一部は、前記ネイル開口部内に受け入れられた際、前記コネクタが前記ネイル開口部内で回転できないようなサイズおよび形状にされる、コネクタと、前記プレートの遠位表面から延びる突起と、内部を貫通して延びるルーメンを受け入れる第1の留め具とを有するプレートであって、前記突起は、前記コネクタの近位端部と係合可能であり、前記第1の留め具受入ルーメンは、前記第1の留め具受入ルーメンを通じて骨留め具を受け入れるようなサイズおよび形状にされる、プレートと、を含む、デバイス。
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